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第3回目となりました、昆虫の捕獲についてのお話です。
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昆虫採集の為の道のり
この記事は、3部の編成でご紹介していきます。
前回記事では、触れ合いにテーマを絞りご紹介しました。
1.観察編:昆虫を捕獲したい人のためのお話 2.触れ合い編:昆虫を捕獲したい人のためのお話 3.採集編:昆虫を捕獲したい人のためのお話(コツ)←今この記事 |
前回までのまとめ
観察編では、昆虫の事をもっと知り環境を知ることで、
捕獲する際の、遭遇する為に必要な知識を得ると共に、
見分ける事や、糞や痕跡から居るかどうかの判断を得る事が、
できれば十分だと思います。
例えば、餌という事なら餌になる草木には食べた跡が付いているかを
確認すれば、食べた跡があれば週辺を捜索すれば、
見つける事ができると思います。
動きという事なら、機敏に動くのか昼間は動きが鈍い等を知っていれば、
さらに捕獲し易くなる事でしょう。
触れ合い編では、昆虫の捕獲する際に逃げられない様にする為の、
練習になるばかりか、昆虫に慣れる為にも触ってみることが重要だという
事を知って頂ければ、さらに昆虫たちの住むその環境にも馴染めて来ると
思います。
さらに一歩、捕獲に向けて近づきましたよね。^^
それでは、最終段階へと進みましょうか。
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捕獲の為の4ステップ
昆虫の捕獲は、狩りといっても過言では無く
とっても難易度が高いものだと思います。
虫さんは、自然の中で様々な脅威にさらされています。
油断すると上位の捕食者に食べられたり、弱ると自然の摂理の
中の様々な働きにより、自然へと還ってしまいます。
成長するという事は生き残る為の術を、
必然的に習得していっているという訳です。
ここで、捕まえる為の4項目を考えます。
捕獲の為の4ステップとは!?
その①:見え方
その②:動き方
その③:習性(クセ)、能力
その④:体力(スタミナ)
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その①:見え方
私たちの視覚で捉えられている映像も虫さんは違った見方で、
世界を視ています。
特徴的なものを一つご紹介致します。
複眼という視え方を、説明しますね。
通常、人間には映像がこういった景色として視えますが。
トンボの様な昆虫の複眼では、このような
イメージとして視ているようです。
少し画像の加工が、下手ですみません。。。。
もう少し立体的に視えるのですが、複眼の利点として
空間の認識が広い事、敏感に動きを察知できる事など
動作に関係する事では、2つが重要なポイントになります。
その動きは、瞬きよりも反応が速くその視野は広く360度も
見渡せる程と言われています。
とてもじゃないですが、太刀打ち出来ないと思ってしまいます。(笑)
ですが、そんな複眼にも弱点があります。
捕獲のコツ
見え過ぎる故に、見えざる動きあり
俊敏な動きに、とっても過敏に反応することが出来ますが、
とても ゆっくりと動くとどうでしょうか?
複眼の弱点とも言える所は、たくさん見すぎている為に、
ほんの少しずつ動作している事に気づき難いという事実。
後は、ほんの少し工夫するだけ。
色々試して見て下さいね。
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その②:動き方
動き方は、動物の中でも取り分け速く反応速度も優秀です。
筋肉も非常に発達しており力強いですよね。
動き方を、観察します。
ここまで、来た方ならもう観察することにも慣れ、観察で色々な
情報を得る事が出来るようになっていると思います。
観察力を鍛える事で、情報を収集する能力を高める為の訓練にもなります。
昆虫は、その高い運動能力から(一部例外もありますが)一度動作を
開始すれば、その動きは単調に一直線に距離を取ろうとするものが多いです。
捕獲のコツ
動き出しは、必ず前しか行かないとか。
飛んだ後、必ず止まって数秒休むとか。
まずは、動きに目を慣らすのもコツと言えます。
その③:習性(クセ)、能力
危機回避する時は、虫さんは同じ行動を取ろうとする場合が多いです。
その習性も、観察してみましょう。
擬態の能力を持った虫さんは、とっても大変ですよね。
能力を見極めるのも捕獲に向けての第一歩です。
細い物を止まり木にするとか。
必ず草に向かって飛ぶとか。
上へ上へ逃げるとか。
色の付いた物に向かって飛ぶとか。
捕獲のコツ
草に向かって飛ぶという事は、擬態に有利な場所のはず。
事前に、見分けが付くような場所を見つけて追い込んで見ましょう。
容易に捕獲できると思いますよ。
ブルーシートを広げるのも、おすすめです。
環境にも目を向けて工夫してみましょう。
その④:体力(スタミナ)
もちろん、私たち人間と同じように虫さんたちにも疲れが来ます。
只、人のそれとは大きく違い虫さんたちのスタミナが切れる際は、
はっきりと、それと判るものになります。
捕獲のコツ
只、じっとしている。。。。スタミナが切れたと判断していいでしょう。
虫さんたちは、基本運動能力がとても高いので、そこまで追い込む事は
中々出来ませんので、
捕獲のコツ
小さい個体を狙う。
個体の小さいものは、それだけスタミナが少ないと思って良いでしょう。
スタミナが減ってくると、飛ぶ間隔も短くなって行きます。
そうした観察力も見につけるとより、捕獲に近づけたと言えます。
少しでも、自然に触れる機会になれれば幸いでございます。
良き、昆虫採集ライフを満喫して下さいね。
様々な虫さんたちとの、出会いを通して生きていく為の行動や
虫さんたちの生活を知る事で、環境の事を知り。
そして、昆虫採集を通して観察し創意工夫する行動を、
学び得る事が出来るのです。
それは、自然の摂理の中で昔からずっと存在する教室とも呼べる
ものではないでしょうか。
自然は、全てを包み全てを育む。。。。
まさに、環というサイクルの中に私達は住んでいるんですね。
自然は、素敵に溢れていますね。^^
最後まで、お読みくださりありがとうございます。
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